何故、その服を纏うのか?

何故、その服を纏うのか?

何故、その服を纏うのか、
何故、その服を纏うことに決めたのか、
何故、あの時、あの場で、あの服を纏うことに決めたのか、

「服を纏う」ということは、コミュニケーションの一部。素敵に見せたいと思って纏う服、相手へ敬意を払って纏う服、自分の気分が上がるから纏う服、自分のアイデンティティーを示すために纏う服。身に纏うために選ぶ服には、その人の意図や価値観がおのずと反映されています。そこには、不特定多数の方との、あるいはその日にお会いする方との、言葉にならない対話が存在しています。

先日行われた英国のロイヤルウェディング。王室に限らず、結婚式ではフォーマルなマナーが存在します。このようなマナーを遵守するということは、敬意を払うということ。そして主役である二人が輝けるように配慮をするということ。

身に纏う洋服から発せられるメッセージは確実に相手や周囲に届きます。何となく身に纏うのでは、自分の価値を上げることよりも下げてしまうことの方が多いでしょう。自分の意図を込めた洋服を身に纏い、相手や自分自身に影響力を発揮する「パワービジュアル」を目指していただけたら、よりよいコミュニケーションが生まれるはずです。

一方、先日私の元に訪れた友人は、子育てに主軸を置いた生活を続けていたら、いつの間にか地味な服ばかり手に取るようになり、似合うものがわからなくなってしまった、「あまり人の前に出ていく自信がない」と話していました。友人は元々美人でチャーミング、自分の希望をちゃんとわかっており、好きなことを楽しめる素敵な女性です。家族のことを何よりも優先してきた彼女が40代に入り、心身や環境の変化が著しい中で、自分自身のことだけ置いてきぼりになってしまったような形でした。そして、私自身も同じ思いを体験した1人です。

「自分のことが分からなくなってしまった」「人前に出る自信が持てなくなった」「人からの批判がこわい」などの感覚は、自分の似合うものを纏い、その場に応じた服装のマナーを遵守することで、かなり軽減されます。自分に似合うものをきちんと身につけている、ドレスコードに合わせた装いをしているというだけで、心にゆとりができ、安心感が生まれるのです。いわば、服装はお守りのようなもの。意識するという方法だけでマインドを変化させることはなかなか大変ですが、ドレスコードを意識した個性を引き立たせる外見を纏うことで自然にマインドがついてきます。

たかが洋服、されど洋服。
外見力を高めることで、戦略的に相手や自分自身へ影響力を発揮してみてください。
そして、それをお守りにしていただけたら幸いです。

最後までお読みくださりありがとうございます。

外見力を高めてオーラを作る
パワービジュアルコンサルタント
今井晶子

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